2014年12月12日金曜日

一関

 母と岩手県の一関・平泉を旅行しました。
 
 一関のドンクというライブハウスで、主人のはとこ鬼怒無月(きどなつき)さんと吉良友彦さんのギターデュオライブを聴きました。写真はリハ-サル中の様子です。アットホームな感じの良い雰囲気のお店です!

 本番はたくさんのお客さんで演奏者が見えないくらいでした。迫力のギタ-デュオ、おもしろかったです!ちゃっかり打ち上げにも参加。美味しい牛タンをいただき、一関の夜を楽しみました!

 ライブの前にドンクのママさんに連れて行ってもらった「ジャズ喫茶ベイシ-」。
 初めて聴いたベイシ-の音。温かくて優しい音でした…楽器特有の微妙なア-ティキュレ-ションがよく伝わってきて、音楽の向うにいる「人」を感じることができます。何十年も前の演奏が生き生きと再現され、演奏しているその場にいるような感覚です。
 ベイシ-のマスタ-菅原さんともいろいろお話ができ、本にサインもいただき嬉しかったです。時間の流れ方が違う、まるで竜宮城のような別世界でした…ぜひ再訪したいです!

 一関で音楽三昧、楽しい!



 
 

2014年12月5日金曜日

夢奏人

 高崎市の主催で群響の団員さんが出演するコンサ-ト「夢奏人」シリ-ズ。
 一昨日は、チェロ首席奏者のレオニ-ド・グルチンさんとピアニストのユリヤ・レヴさんのデュオリサイタル、グリンカ、グラズノフ、ラフマニノフ、プロコフィエフなどロシアの作曲家のプログラムでした。

 


 グルジアの作曲家で自身もチェリストだったというツィンツァ-ゼの「チェロとピアノのための5つの小品」、民族色豊かでとてもおもしろかったです!エネルギ-、躍動感にあふれたグルチンさんの演奏、チェロの旋律に遠い異国の情景や雰囲気を感じワクワクしました。
 ユリヤさんとの息もピッタリ!スケ-ルの大きいご夫婦のデュオリサイタルでした。


 この夢奏人シリ-ズ、8月に開催されたホルンの濵地宗さんのリサイタルは、個性と魅力があふれた楽しく印象深い演奏会でした。
 来年3月はヴァイオリンの竹内千尋さんが登場、「春の海」やモ-ツァルトのソナタなどを演奏される予定です。こちらも楽しみです!

2014年11月28日金曜日

群響の過去・現在・未来



 23日の日曜日は群響第504回の定期演奏会でした。メインはブルックナ-の「ロマンティック」、アルミンクさんの指揮が素晴らしかったです!
 ブルックナ-が今までなんとなく苦手でしたが、この演奏会のおかげでおもしろさに目覚めたかも?弦楽器の音色が重厚できれい、ホルンも良かった!優雅で迫力のあるブルックナ-を聴くことができました。

 24日の午前中は、先月再オ-プンした高崎電気館で「ここに泉あり」の無料上映がありました。
 終戦直後の高崎の市民オ-ケストラが群響へと成長する物語、監督は今井正、1955年に作られた白黒映画です。大きなスクリ-ンで見るのは2回目。いい映画は何度見ても新たな発見と感動があります。12月20、21、22日も朝10時より上映されますよ。また見に行きたいです!

 「ここに泉あり」を見終わって、急いで市文へ。午後は「岡村喬生と蝶々さん 歌と映画の集い」がありました。来年の群響70周年記念、プッチ-ニのオペラ「蝶々夫人」上演に向けてのイベントでした。そのオペラに出演する、オ-ディションで選ばれた歌手の方3人の素晴らしい歌を聴きました!日本文化を尊重した違和感のない岡村さんの演出が楽しみです。
 群響創立70周年記念事業として、オペラ「蝶々夫人」は来年9月に桐生と前橋で上演されます。

 振り返ってみると、群馬交響楽団の過去、現在、未来を並べてみたような三つの催しでした。映画「ここに泉あり」中で奮闘している楽団員さんたちに、「来年は70周年ですよ~」って教えてあげたくなりました・・

2014年11月22日土曜日

アルゲリッチ 私こそ、音楽!

音楽に関する映画は好きでよく見に行きます。

 シネマテ-クたかさきで上映された「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」。ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの素の表情がとても魅力的でした!ステ-ジに出る前のイライラした表情はちょっと怖かった・・
 娘さんが監督だからこそ撮れた映像が満載。母アルゲリッチを囲んで父親の違う3人の娘さんたちが会話をするシ-ンは、それぞれの複雑な思いが感じられてとてもおもしろかった。アルゲリッチの若い頃の映像や演奏も楽しめる映画です。残念ながら上映は終わってしまいました・・

 高崎電気館では、22、23、24、25の4日間、朝10時より、群馬交響楽団の草創期を描いた映画「ここに泉あり」が無料上映されます。
 まだ大きなスクリ-ンで見たことない方がいらっしゃいましたら、ぜひ電気館でご覧ください。音楽シ-ンはもちろんのこと、高崎の古い街並みや群馬の雄大な風景も楽しめます。
 リニュ-アルしたばかりの電気館はまだ空調設備が整ってないそうです。今日母が見に行きましたが、寒いのでカイロを配ってくれたとのこと、どうぞ暖かい服装でお出かけください!

2014年11月16日日曜日

第19回 秋の木もれびコンサ-ト        平成26年11月16日(日)

 


 11月16日、「第19回 秋の木もれびコンサ-ト」を開催しました。



 前日の15日(土)には、ドラムサ-クルぐんまの主催で、ココイズミにて群馬初のインディアンフル-トサ-クルが開催されました!
 ファシリテ-タ-のMoto Ozakiさんのもと、5つの音が出せれば即興で誰でも旋律が吹け、しかも皆でアンサンブルもできるというインディアンフル-トならではの楽しさを味わいました。
 初めて吹く方でも、皆さんそれぞれに個性的なメロディを奏で、楽譜がなくても音楽ができるおもしろさを体験しました!


 16(日)は午後2時より、当社ロビ-で「第19回 秋の木もれびコンサ-ト」を開催、Moto Ozakiさんのインディアンフル-トと小野晃さんのギタ-の演奏を楽しみました。


 フル-トもギタ-も優しく柔らかい音色で、聴いていてとても気持ち良かったです!「おぼろ月夜」「椰子の実」「ペチカ」などお馴染みの曲もインディアンフル-ト独特の奏法で聴くと、一味違ったおもしろさがあります。
 庭のセコイアの大木から木もれびが射し込むこのロビ-で、木のフル-トの音色を聴いていると、室内なのに自然がいっぱいあるような感じがして、とても幸せな気持ちになりました。
 

 鹿の皮でできたインディアンの太鼓とインディアンフル-トの音色はとてもよく合います。
 
 アンコ-ルでは「仰げば尊し」を演奏、皆さんも一緒に歌ってくださったので、胸にジ-ンときて涙が出てきました。改めていい曲だなあと感激・・最後は泣きながら締めの挨拶をする事態になってしまい、とても恥ずかしかったですが、いい思い出になりました・・

 インディアンフル-トの展示もし、興味のある方には試奏もしていただきました。できたてほやほやのMoto OzakiさんのCD「いつもそこにあるもの」も販売、たくさんの方にインディアンフル-トという楽器の魅力を伝えることができたかなと思います。


 Moto Ozakiさんは蒲郡中学校の吹奏楽部の後輩、部活の思い出話や故郷の話もできて、とても楽しく嬉しい2日間でした!今後のますますのご活躍を願っております。
 ご来場くださった皆様、お手伝いをしてくれた方々、本当にありがとうございました!


2014年10月6日月曜日

パガニ-ニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

 デイヴィット・ギャレット、確かにすごかった!
演奏、容姿、演技、すべて揃った人は珍しい。

 絵で見るパガニ-ニとは随分違うけど、まるでエルヴィス・プレスリーみたいだった。長髪、サングラス、丈の長いコ-トのいでたちは、交響曲HIROSHIMAで騒ぎになったS氏を思い出させたが・・

 ロックスタ-のようだったパガニ-ニ、過剰なエネルギ-と欠落した何かを常に抱えながら、純粋に生きて素晴らしい音楽を生み出した。悪魔なのか、天使なのか・・スキャンダラスな人生だけど、とても魅力的でした。

2014年10月1日水曜日

「Askaの音楽ブログ」始めました!

中島林産株式会社の中島明日香です。
Askaの音楽ブログ」を始めました!

当社ロビ-で開催しているコンサ-トのお知らせや演奏会の感想など、音楽に関するいろいろな話題、情報を掲載していきます。

どうぞよろしくお願い致します!

2014年5月18日日曜日

第18回 スプリンググリ-ンコンサート      平成26年5月18日(日)

 5月18日(日)午後2時より当社ロビ-にて、群馬交響楽団のヴィオラ奏者、加藤大輔さんとピアノの大馬葉月さんをお迎えし、「第18回スプリンググリーンコンサート」を開催致しました。

 プログラムは、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番(ヴィオラ編)、ヴュ-タンのヴィオラ・ソナタ変ロ長調、ブラ-ムスのヴィオラ・ソナタヘ短調の3曲でした。



 ヴィオラ・リサイタルを開催するのは今回が初めてです。お客様もヴィオラという楽器にはあまり馴染みがないだろうと思いますし、プログラムも通好みだし、果たしてどうなることかと少し心配もありました。ですが、リハ-サルが始まってヴィオラの音を聴いた時、心配は興奮に変わりました。

 主人曰く、まるで楽器の中にいるようだね、と。

 加藤さんの音が素晴らしいのはもちろんなのですが、ヴィオラと木造のこの建物が振動し合い、響き合い、その一体感にワクワクしてしまいました。

 先日、NHKでストラディバリウスの特集番組をやっていて、年数が経った木は低音が響くようになる、というような話をしていました。当社ロビ-も完成してから約20年の月日が過ぎ、コンサ-トを始めて10年以上が経ちますが、初めの頃はこんなにきれいに響いてなかったと思います。やはり何か変化が起こっているのでしょうか・・

 ヴィオラと建物、木同士が響き合うのを体感し、木造住宅を作っている自分たちにとっても貴重な体験となりました。中島の家は江戸末期から家業として代々材木屋を営んできたわけですが、改めて「木」ってすごいなあと感心しました。

 繊細でもあり迫力もあり、とても表現力豊かな加藤大輔さんのヴィオラ、ピアノとの息もぴったりで、素晴らしい演奏にお客様も大興奮でした!


 たくさんの拍手に応え、最後はトロイメライとブラ-ムスのワルツ。うっとりするようなアンコ-ルでした。もっともっと聴いていたかった・・

 ヴィオラの魅力をたっぷり伝えることができた演奏会となり、私自身もますますヴィオラが好きになりました!

 加藤さん、大馬さん、聴きに来てくださった皆様、お手伝いしてくださった方々、本当にありがとうございました!!