2014年5月18日日曜日

第18回 スプリンググリ-ンコンサート      平成26年5月18日(日)

 5月18日(日)午後2時より当社ロビ-にて、群馬交響楽団のヴィオラ奏者、加藤大輔さんとピアノの大馬葉月さんをお迎えし、「第18回スプリンググリーンコンサート」を開催致しました。

 プログラムは、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番(ヴィオラ編)、ヴュ-タンのヴィオラ・ソナタ変ロ長調、ブラ-ムスのヴィオラ・ソナタヘ短調の3曲でした。



 ヴィオラ・リサイタルを開催するのは今回が初めてです。お客様もヴィオラという楽器にはあまり馴染みがないだろうと思いますし、プログラムも通好みだし、果たしてどうなることかと少し心配もありました。ですが、リハ-サルが始まってヴィオラの音を聴いた時、心配は興奮に変わりました。

 主人曰く、まるで楽器の中にいるようだね、と。

 加藤さんの音が素晴らしいのはもちろんなのですが、ヴィオラと木造のこの建物が振動し合い、響き合い、その一体感にワクワクしてしまいました。

 先日、NHKでストラディバリウスの特集番組をやっていて、年数が経った木は低音が響くようになる、というような話をしていました。当社ロビ-も完成してから約20年の月日が過ぎ、コンサ-トを始めて10年以上が経ちますが、初めの頃はこんなにきれいに響いてなかったと思います。やはり何か変化が起こっているのでしょうか・・

 ヴィオラと建物、木同士が響き合うのを体感し、木造住宅を作っている自分たちにとっても貴重な体験となりました。中島の家は江戸末期から家業として代々材木屋を営んできたわけですが、改めて「木」ってすごいなあと感心しました。

 繊細でもあり迫力もあり、とても表現力豊かな加藤大輔さんのヴィオラ、ピアノとの息もぴったりで、素晴らしい演奏にお客様も大興奮でした!


 たくさんの拍手に応え、最後はトロイメライとブラ-ムスのワルツ。うっとりするようなアンコ-ルでした。もっともっと聴いていたかった・・

 ヴィオラの魅力をたっぷり伝えることができた演奏会となり、私自身もますますヴィオラが好きになりました!

 加藤さん、大馬さん、聴きに来てくださった皆様、お手伝いしてくださった方々、本当にありがとうございました!!