2010年5月16日日曜日

第13回 スプリンググリ-ンコンサート      平成22年5月16日(日)

 今回は、20世紀の初めにフランスで発展した「トリオ・ダンシュ」(リ-ドを使う木管楽器のトリオ)と呼ばれる形式のアンサンブルです。

 群響在団28年、ベテランファゴット奏者の石川了一さん、2007年入団、フレッシュなオ-ボエ奏者の高崎智久さん、当コンサ-トには2回目のご登場、クラリネットの西尾郁子さん、いずれもオ-ケストラの首席奏者として第一線でご活躍中の3人による演奏、今回が初めての顔合わせです。
 それぞれの木管楽器の美しい音色と、息の合ったアンサンブルで、とても楽しいコンサ-トとなりました。
 
 曲はフランスものが中心ですが、途中にクラリネットとファゴットのデュエットがあり、最後はモ-ツァルトのディヴェルティメントとバラエティに富んだプログラムでした。
 今回初めて木管トリオを聴いたという方が多かったのでは?それぞれ個性の違う楽器ですが、リ-ドがあるという共通点があります。響きの少ない小さな会場なので、リ-ド選びも大変だったことと思いますが、リ-ド楽器の魅力が存分に皆さんに伝わったことでしょう。
 トリオ・ダンシュ、他にもいろいろいい曲がありますので、またいつかコンサ-トの機会をつくりたいと思います。
 50人ものたくさんの方にご来場いただきました。どうもありがとうございました。

[プログラム]
トマジ/田園のコンセ-ル
イベ-ル/トリオのための5つの小品
プ-ランク/クラリネットとファゴットのためのソナタ
フランセ/ディヴェルティスマン
モ-ツァルト/ディヴェルティメント第3番