2015年2月23日月曜日

上田の第九




  昨日は、昨秋にオ-プンした上田のサントミュ-ゼというホ-ルに第九を聴きに行きました。大友直人さんの指揮で、オ-ケストラは群馬交響楽団、合唱は「第九 in うえだサントミュ-ゼ」、この日のために集まって練習してきた大勢の地元の方たちです。



 


 建物の中からは山がよく見え、とてもいい景色でした。ロビ-も陽の光がたくさん入り明るい!


 チケットは完売。ピラミッドのように積み上がった合唱団も300名を越え、会場内はステ-ジと客席合わせ本当にたくさんの人々が集まりました。上田市あげての大きな音楽イベントは、テレビ中継も入り盛大で華やかな雰囲気でした!

 群響は管楽器の音がとてもきれいに聴こえ、全体の響きや流れの良い演奏だったと思います。ソリストもオ-ケストラも熱演でしたが、何と言っても合唱団が素晴らしかった!
 1~3楽章の間、群響の演奏を集中して静かに聴いていらっしゃる皆さんの佇まいが、とても印象に残りました。
 圧倒的に女性が多く、男性たちは真ん中で方を寄せ合っているような感じでしたが、4楽章、男性合唱の最初の発声「フロイデ!」がすごかった!お腹に響いてくるような力を合わせた声の固まりに感動しました。
 ステ-ジの上の方からも聴こえてくる高さのある合唱はとても迫力があり、長い期間準備されてきた成果が十分に発揮されていました。

 最後は「ふるさと」のアンコ-ル、会場中が一体となり和やかな雰囲気で終了しました。

 信州大学で一緒にオ-ケストラをやっていた上田の友人にいい席を取ってもらい、贅沢な気分で第九を聴くことができました。上田で演奏会を聴くのは今回が初めて。高崎からは新幹線で約40分。お金はかかりますが、行くのは簡単です。
 とても立派なホ-ルで音響も良く、また聴きに来たいなと思いました。今後どんな演奏会が開催されるのか、楽しみです。


  帰りに上田の駅前にある「みすず飴」で有名な飯島商店に寄りました。上田に来れば必ず寄るお店です。友人がお土産にくれた三宝柑の生ゼリ-、さわやかな酸味ですご~く美味しかった!
 ジャムの味見も楽しくて、どれを買うかだいぶ悩みました…ジャムが無くなる頃にまた上田に行かなくっちゃ!
 

2015年2月19日木曜日

ドラムサ-クル


 17日(火)の夜は高崎連雀町のcoco.izumiでドラムサ-クルがありました。
今回はファシリテ-タ-の清水さんを含め13名が参加、皆で自由に太鼓を叩きます。太鼓の他に小物の打楽器もいろいろあり、太鼓に飽きたら各自適当に持ち替えて、音を出して遊びます。
 
 1時間以上もずっと叩いていると、手は少し痛くなりますが指先から体全体の血行が良くなる感じで汗が出てきます。普段パソコンで仕事をし目が疲れ、首や肩がよく凝りますが、そういう仕事は全く違う部分を使うこのドラムサ-クルは、日頃のストレスを解消し、体の中から元気が出てくるような気がします。
 
 1人1人自由に叩いているのですが、輪になっているので自然にテンポが合ってきて、お互いのリズムを感じながら楽しいアンサンブルができあがっていきます。
 初めて顔を合わせた人でも、一緒に太鼓を叩くことですぐ仲良くなってしまうところもドラムサ-クルの魅力でしょうか…

 心地良い疲労感、そしてお腹もすき、終了後は皆さんで新年会へ。
太鼓を叩いた後のビ-ルは美味しい!

 coco.izumiで毎月第3火曜の夜7時半からドラムサ-クルを開催しています。
次回は3月17日(火)です。太鼓を叩いてみたい方はぜひ遊びに来てみませんか?
 詳しくはドラムサ-クルぐんまのHPをご覧ください!
 

2015年2月16日月曜日

尾高惇忠、尚忠、忠明

 バレンタインデ-に開催された群響ヴァイオリン奏者、古橋綾子さんのリサイタル、相変わらず意欲的なプログラムで素晴らしかったです。
 ビ-バ-→テレマン→バッハ→イザイ→レ-ガ-→コリリア-ノ、古典から現代へ時代が移り変わっても魅力的な無伴奏ヴァイオリン曲の数々。とても良いプログラムで聴きごたえがありました。


 同じく14日の上毛新聞に掲載された、群響音楽監督の大友直人さん記者会見の記事です。創立70周年の節目にあたる今年度定期演奏会のプログラムが発表になりました。
 
 その中にこんな文章が…
「5月の定期は世界遺産登録記念と題し、富岡製糸場初代場長の尾高惇忠のひ孫に当たる指揮者、尾高忠明さんが出演する。父の故尾高尚忠さんが作曲したフル-ト協奏曲を披露する。」

 実は前から気になっていたのです…富岡製糸場の話に頻繁に登場する「尾高惇忠」という名前。「じゅんちゅう」、あるいは「あつただ」と読むそうですが、やっぱり、そうか!関係あったんだ~
 
 ちょっと調べてみたところ、尾高惇忠は富岡製糸場の建設に尽力した日本を代表する実業家(渋沢栄一の義兄)、富岡製糸場の初代場長に就任された方です。
 その惇忠の孫が作曲家・指揮者の尾高尚忠(ひさただ)、ひ孫が指揮者の尾高忠明と続いているわけです。ややこしいのですが、ひ孫である忠明の兄も、同名の惇忠という名前で作曲家です。

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録記念と題した5月16日(土)の第508回定期演奏会では、ウィ-ン・フィル首席奏者のカ-ル=ハインツ・シュッツさんをソリストに迎え、ひ孫の忠明さんの指揮で尾高尚忠最後の作品「フル-ト協奏曲」が演奏されます。
 
 ものすご~く気になっていた惇忠、尚忠、忠明という忠つながりの謎が解けてスッキリしました!
 富岡製糸場の世界遺産登録にちなんだこの定期演奏会、創立70周年のスタ-トを飾るにふさわしい演奏会になりそうですね!

 とても日本的できれいな旋律が耳に残るこの尾高のフル-ト協奏曲、シュッツさんがどう吹くのかすごく楽しみです!



2015年2月7日土曜日

無伴奏ヴァイオリンの夕べ  古橋綾子リサイタル

 2月14日(土)18:00よりシティギャラリ-コアホ-ルにて、群馬交響楽団の古橋綾子さんのヴァイオリンリサイタルが開催されます。

 いつも精力的なプログラムでがんばっていらっしゃる古橋さん、今回のプログラムもすごい!全部無伴奏ですから本当に大変だろうと想像します‥
 収益金の一部は、東日本大震災復興支援のためにあしなが育英会に寄付をするとのことです。チャリティー活動にも熱心に取り組んでいらっしゃる古橋さん、素晴らしいですね!
 
 ヴァレンタインの夜と言えば、昨年の大雪を思い出します…
あの日私は同じコアホ-ルに、ヴィオラのリサイタルを聴きに出かけました。
 バスも途中で立ち往生、ホ-ルに到着した時は後半が始まっていました。帰りは主人に迎えに来てもらい、やっとの思いで家にたどり着きました。そして次の朝、100年に一度の大変な大雪に遭遇…

 とにかく、古橋さんのリサイタルが無事に開催されることを祈っております。
ヴァイオリンを聴いて、ヴァレンタインの夜をロマンティックに過ごしたい方はぜひお出かけください!

2015年2月3日火曜日

群馬交響楽団 第505回定期演奏会

 1月の群響定期はジャズピアニストの小曽根真さんが登場しました!

群馬交響楽団 第505回定期演奏会
[プログラム]
ア-ロン・ジェイ・カ-ニス/ムジカ・セレスティス
ガ-シュイン/ヘ調のピアノ協奏曲 
ベ-ト-ヴェン/交響曲第7番

指揮/アンドレアス・デルフス
ピアノ/小曽根 真

 最初の現代曲は、アメリカ人作曲家ア-ロン・ジェイ・カ-ニスが作ったムジカ・セレスティス(天上の音楽)という題名の弦楽合奏でした。現代曲にしては聴きやすいと思いましたが、美しいところともあれば、キリキリと迫ってくるような音も聴こえ、けっこう緊張感がありました。
 
 小曽根さんのガ-シュインは本当に素晴らしかったです!
「ラプソディ・イン・ブル-」や「パリのアメリカ人」のように、映像が思い浮かぶような雰囲気があり、ジャズとクラシック音楽の融合を試行錯誤したガ-シュインならではの楽しい曲でした。
 小曽根さんはヴィブラフォン奏者ゲイリ-・バ-トンとのデュオ・ライブを聴いたことがありますが、今回は大編成のオ-ケストラを相手にすごい迫力で圧倒されました!自作のアンコ-ルも素敵でした…
 
 後半はベ-ト-ヴェンの7番。ガ-シュインの迫力の後で古典音楽を聴く耳に切り替わるかしら…と思いましたが、休憩をはさんでのベ-ト-ヴェンは、これはこれで迫力たっぷり!
 4楽章のフィナ-レに向かってどんどん盛り上がっていくところが大興奮。ガ-シュインよりずっと古いベ-ト-ヴェン、この曲は当時賛否両論いろいろあったそうですが、現在でも聴く人を魅了し、興奮させる音楽を作曲したベ-ト-ヴェンはやっぱりすごい、と改めて思いました。
終了後のふれあいト-ク。Tpの森重さんと打楽器の清水さん。
ベテランの森重さんと若い清水さんのかけ合いが微笑ましかったです。