2008年5月18日日曜日

第10回 スプリンググリーンコンサート     平成20年5月18日(日)



 今回は10回目の記念コンサ-ト。今までにないプログラムをと思い、初めての試みでチェンバロを使った演奏会を企画しました。

 間近で聴くチェンバロの音色はとても美しく、気持ちのいいものでした。八百板正己さんの少し切なく優しい演奏が心に響きました。

 またヴァイオリンの風岡 優さんは、群響を退団されてからも多方面でご活躍されており、大変お忙しい中今回の出演を引き受けてくださいました。風岡さんの「シャコンヌ」に聴き入ってしまい、途中で思わず涙が出てきて次の段取りを忘れそうになりました。

 お2人の息の合ったアンサンブルや、演奏の合間の興味深いお話、おもしろいアンコ-ルもたくさんあって、本当に盛りだくさんの内容でした。演奏終了後には、八百板さんのご好意によりチェンバロに触れる機会を作っていただきました。チェンバロに描かれている美しい絵を観賞したり、音を出したり、皆さん興味深く観察されていました。

 10回目にふさわしい素晴らしいコンサ-トができて、とても嬉しく思います。聴きに来てくださった皆様や演奏者の方はもちろんのこと、お手伝いしてくれた方々も本当にありがとうございました。

〔プログラム〕
J.S.バッハ/G線上のアリア 
G.F.ヘンデル/調子のよい鍛冶屋 (チェンバロ独奏)
F.ク-プラン/嘆くムシクイ鳥 (チェンバロ独奏)
J.S.バッハ/シャコンヌ (ヴァイオリン独奏)
G.F.ヘンデル/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 
D.スカルラッティ/ソナタ ホ長調、イ短調 (チェンバロ独奏)
A.コレッリ/フォリア