2018年8月30日木曜日

軽井沢森の音楽祭2018

 26日(日)、軽井沢森の音楽祭2018「歌を愛した作曲家たち~歌曲王シュ-ベルトを中心に~」を聴きに行きました。
 会場は「ハ-モニ-ハウス」。エロイ-ズ・カンニグハムというアメリカ人の女性が青少年の音楽教育のために私財を投じ、1983年に建てられた音楽ホ-ル兼合宿所で、設計は建築家の吉村順三です。

「日本の建築では、建物の内部と外部とは、一体のものとして考えられてきた。ということは、室内と庭との間に自由な交流があることである。季節の移り変りは室内に反映して、そのときどきの気分が生れ、室内は室内で、自由な使い方によって、おどろくほど効果的なふんいきが生れる。そこに大らかな気分が生れ、西洋建築にみるような、堅い建物の中の生活ではなくなるのである。」(「建築は詩 建築家 吉村順三のことば100」より)

 本質を捉えたシンプルで大きな表現。質素な材料で、無駄な装飾のないデザイン。豪華ではないけど品が良く、建物の外に中に豊かな空間が広がっていました。

 Vl.佐原敦子、Vla.加藤大輔、Vc.夏秋裕一、Cb.佐々木大輔、Pf.斎藤龍
 木々の緑、鳥のさえずり、時々窓から入ってくる気持ちの良い風…五感に働きかけてくる自然を感じながら、シュ-ベルトの「鱒」を聴きました。
 一番前列に座ったので、奏者同士のやりとりを間近で見ることができ、まるで自分も演奏に参加しているみたいに集中しました。残響は少ないですが、それぞれの楽器の音がよく聴こえ自然な響きを楽しみました。迫力のある素晴らしいアンサンブル!!音楽と建物との一体感も味わいました。

 一昨年に立ち上げたばかりというこの音楽祭、100人近い人が集まり運営側も演奏家の方々もいろいろ気が揉めて大変だったことと思いますが…演奏が素晴らしく十分満足できるものであれば、お客さんは嬉しく幸せな気持ちになり、吉村さんのことばの通り「大らかな気分」が生れますので、ご心配なく。
 また来年も聴きに行きたいと思います♪♪

建物内にあるエロイ-ズ・カフェ。外のテ-ブルでひと休み。
軽井沢にしては暑い日でした…

傾斜地に建つハ-モニ-ハウス。
中2階が音楽ホ-ル。ホ-ルの脇を通って階段を降りるとカフェの入口があります。
お茶を飲みながらリハ-サルを聴く。贅沢!

ホ-ルの天井は米松の梁に合板。壁は漆喰、床は絨毯。

ピアノは国産のBELTON。珍しいですね。
客席から木々の緑が見え、目を楽しませてくれます。

庭に出てみました。1階がエロイ-ズ・カフェ。
天井が低く落ち着く空間でした。
桂の大木がすごい!


ホ-ル脇のスロ-プから2階に上がり、ホ-ルを見渡す。

2階から見る外の景色は圧巻でした!
建築の醍醐味です。



2018年8月28日火曜日

さとう麻衣ワンマンライブ『群馬を笑う門には』

 25日(土)、高崎SLOW TIME cafeに、シンガ-ソングライタ-さとう麻衣さんのライブ『群馬を笑う門には』を聴きに行きました。

 12年前、高崎駅の東西連絡通路で彼女が歌っていた懐かしい曲を、久しぶりに聴くことができました。ヴォ-カルとギタ-、制服姿の可愛らしい女子高生2人組。人気のない寒~い通路で同じ歌を何度も何度も繰り返し、まっすぐ真剣に歌っていたのを思い出します…
 彼女の歌声に足が止まり、「いい声だね~」と話しかけて以来、親子ほど年は離れているけど、長い付き合いが続いています。音楽が縁で群馬に来た私、彼女との出会いもそのひとつです。

 ソロになり上京して約10年、今回は念願の「ふるさと群馬初ワンマンライブ」ということで、キ-ボ-ドとドラムを従えて気合い十分!!
 オリジナル曲も増え、活動の場が広がり、遠くから聴きに来るファンの方たちの姿も。どんどん頼もしくなっていく彼女の歌声。一体どこまで成長するのかな…
 帰りの車の中で、「人生は長いようで短い。初心を忘れることなく、やると決めたらとことんやろう!」と心の中で、麻衣ちゃんにも、そして自分にもエ-ルを送りました。

*歌はこちらで聴けます→ YouTube さとう麻衣公式チャンネル

ドラム 田中真二     キ-ボ-ド 平畑徹也


この日発売の2曲入りCD ヒット祈願!
「グンマ」「ココロノキョリノハカリカタ」

2018年8月15日水曜日

「落葉松(からまつ)」

 相変わらず蒸し暑い日が続いていますね~
 
 11日に桂一さんの歌の発表会が無事終わり、ほっとひと息…
主人の両親が亡くなり、早いもので4度目のお盆を迎えました。
 
 越路吹雪やマリア・カラスが大好きだった義母、まるでオペラのヒロインみたいにドラマティックに旅立ってしまいました…信州が大好きだった両親、桂一さんの歌う「落葉松」を聴いたらさぞ喜んだことだろうなあ。お義母さんの笑顔が目に浮かび、久しぶりにしみじみ涙が出てきました。
 
 たくさんのお客さんの前で、ユリアさんの素晴らしい伴奏で存分に歌うことができたと思います。出演者の方々それぞれ素敵な個性があり、歌う楽しさが伝わってきて、とても充実した発表会でした。皆さんお疲れさまでした!
 来年はどんな曲に挑戦するのかな?日々上達している(と本人は言ってる)そうなので、また来年が楽しみです。
 




 

2018年8月9日木曜日

第6回 諸田広美門下発表会

 台風が過ぎ、蒸し暑さが戻ってきましたね…くれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。

 あさって11日(土)14:00~、前橋の生涯学習センタ-にて、メゾソプラノ歌手諸田広美さんの門下生11名による発表会が開催されます。(主催アトリエ・ガヴォ-)

 桂一さんも出演します!
 バリトンソロで「落葉松」(小林秀雄)、オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より「窓辺においで」(モ-ツァルト)の2曲、重唱(ソプラノ、テノ-ル、バリトン)で「カッチ-ニのアヴェ・マリア」(ヴァヴィ-ロフ)の全部で3曲、ユリア・レヴさんのピアノ伴奏で歌います。
 私は聴きに行くだけですが、皆さんが練習の成果を十分発揮し、楽しい発表会になりますよう願ってます!

 コ-ラスつむぎの女声合唱、講師演奏もあり、盛りだくさんのプログラムです。入場料無料でどなたでも聴きに来ていただける発表会ですので、どうぞお気軽にお出かけください!



 

2018年8月2日木曜日

合唱団BORA 第2回定期演奏会開催!

 29日、桂一さんが参加した合唱団BORAの演奏会が終わりました。30日の上毛新聞に記事が掲載され、~歌劇「蝶々夫人」より~のステ-ジで、扇子を手に持ち音頭取りしている姿が写真に!演奏と裏方とでいろいろ忙しそうでしたが、無事終わってほっとしました…
 たくさんのお客さんが聴きに来てくださり、バラエティに富んだプログラムで合唱のおもしろさを味わえた、とても楽しい演奏会でした!練習や準備も長期間に渡り大変だったことと思います。BORAの皆さん、お疲れさまでした!


とてもきれいなお花をいただき、嬉しいです!
ありがとうございました!