2021年5月17日月曜日

小松亮太 plays アストル・ピアソラ~ピアソラ生誕100年-ピアソラの音楽で綴るタンゴ革命の軌跡-

 15日、高崎芸術劇場スタジオシアタ-にて、「小松亮太 plays アストル・ピアソラ~ピアソラ生誕100年-ピアソラの音楽で綴るタンゴ革命の軌跡-」が開催されました。


 主人のはとこのギタリスト鬼怒無月(きどなつき)さんが出演するので、親戚が集まって応援に!音楽ホ-ルで開催された群響の室内楽も聴きたかったのですが、あいにく同日時で、今回はスタジオシアタ-の方へ。コロナ禍を忘れるほど満席に近いお客さん、小松亮太さんの人気ぶりがわかります。


 バンドネオン4、ヴァイオリン3、ヴィオラ1、チェロ1、ピアノ、コントラバス、パ-カッション、ギタ-という総勢13名の豪華な編成に、ヴォーカルとダンサ-2名が加わるという本当に贅沢なステ-ジ!バンドネオンが4台並んだのは初めて見ました。壮観でした!


 ピアソラがクラシックやジャズ、ロックなどの影響を受け、人生の節目節目で作曲、編曲された曲の数々が、小松亮太さんのわかりやすくおもしろい解説を交えながら、1940~80年代まで年代順に様々な編成で次々演奏されました。
 「ダンスの伴奏に過ぎなかったタンゴを芸術の域に高めた」という誤解と共にピアソラ1人が取り上げられがちですが、ピアソラが突然革命を起したという単純な話ではないのです。
 タンゴという音楽の歴史や背景、裾野の広がりと奥深さ…まるで進化し続ける生物のような音楽、そのごく一部に触れることのできた貴重なコンサ-トでした。

 近藤久美子さんのヴァイオリンは色っぽくて素敵!はとこのエレキギタ-もカッコよかったです!素晴らしいアンサンブルに感激しました。またいつか同じメンバ-で高崎で演奏してほしいです!


 3月に出版された小松亮太著「タンゴの真実」も大変おもしろそう!
ぜひ読んでみたいです。