2月も終わりですね…少し暖かくなってきて嬉しいです。
20日、上野の東京文化会館小ホ-ルに、群馬交響楽団首席クラリネット奏者、野田祐介さんのリサイタルー クラリネット五重奏の夕べ ーを聴きに行きました。
久しぶりの上野!日曜日でしたが、コロナ禍のためか上野公園も人は少なく落ち着いた雰囲気、リサイタルの方はたくさんのお客さんで賑やかでした。
ヴァイオリンは水谷晃、戸原直、ヴィオラは加藤大輔、チェロは三宅進という豪華な弦楽器メンバ-、プログラムはシュポーア、ウェ-バ-、ブラ-ムスのクラリネット五重奏曲でした。
弦楽器の響きに溶け込んだ野田さんのクラリネットの音色。特にブラ-ムスの晩年の傑作は、先日還暦を迎えた自分の心境にも静かに通じる、味わい深いものを感じました。アンサンブルの息もピッタリ、素晴らしかったです!
延期され2年越しで開催されたリサイタル、この日を心待ちにしていたたくさんのお客さんの拍手も心地良くて、ホールと演奏者と客席との温かい一体感に包まれるようでした。
このリサイタルが終わって一週間、野田さんは3月末に19年間在籍された群響を退団されるとの発表がありました…私も含め群響でのご活躍を楽しみにしていた方々には、思いがけず本当に残念なことですが、さらに新しい境地が広がっていくことを感じる今回のリサイタルだったと思います。改めてクラリネットが好きになりました。
もう9年も前になりますが、当社のロビ-コンサ-トにもご出演いただき、素敵な演奏を聴かせてくださいました。間近で野田さんのクラリネットが聴けて本当に嬉しかったです!ありがとうございました!
野田さんの今後のますますのご活躍を願っております!!
前川國男設計の東京文化会館 ちょうど前日「新美の巨人たち」で東京文化会館の特集をやっていました! 「建築家は音楽を聴かないとダメだ」が前川の口癖だったそうです。 |
天井の照明は星、コンクリ-トの柱は木、 床のタイルは落葉がモチ-フ |
木の葉っぱが散らばっているイメ-ジのタイル |
上野公園の風景を大胆に屋内に取り込んでいます。 |
開放的なロビ-。素敵なレストランもあります。 |