早いもので10月も半ばに近づいてきました。コロナも落ち着いてきたようですので、芸術、文化の秋をじっくり楽しみたいものですね。
10月23日(土)13:00~群馬音楽センタ-にて、「ふたりのアントニン チェコとアメリカ、二つのル-ツから」という音楽センタ-開館60周年を記念したイベントが開催されます。
第一部は群馬音楽センタ-を設計したチェコ生まれの建築家、アントニン・レ-モンドの生涯や、建築物として評価の高い音楽センタ-についての講演会。第二部はチェコの作曲家アントニン・ドヴォルザ-クの作品を取り上げた演奏会という、「ふたりのアントニン」に焦点をあてた興味深いプログラムとなっています。
1961年7月に開館した群馬音楽センタ-は群響の本拠地として長年愛されてきましたが、2019年に新しいホ-ル高崎芸術劇場が開館し、群響の演奏会もそちらに移りました。群響の定期が開催されなくなって、演奏会を聴きに行く機会もなくなり残念に思っていました。
群馬音楽センタ-は、市民からの多額の寄付を有効に使うため、無駄なものを省いた鉄筋コンクリ-ト折板構造が採用され、折り紙のような構造体をホ-ル内で直接体感できるおもしろさがあります。
同じ1961年に完成した上野の東京文化会館(設計・前川國男)の重厚な雰囲気に比べ、音楽センタ-はのびのびと明るく開放的、わかりやすくて気取りがなく、とても親しみやすい空間。県外出身者の私から見ると、とても群馬らしい建物だと感じます。
多くの県民に愛されてきた貴重な建物なので、ぜひ今後も有効に使われ続けることを願います。当社もこのイベントに協賛させていただきました。久しぶりに音楽センタ-で群響の演奏を聴く機会です!ぜひ足をお運びください!!
第一部 講演会(13:00~)