2019年7月16日火曜日

群馬交響楽団 第550回定期演奏会

 13日(土)、群馬音楽センタ-にて、群馬交響楽団の第550回定期演奏会が開催されました。指揮はコバケンこと、小林研一郎さん、ソリストはヴァイオリンの木嶋真優さん。
 オール・チャイコフスキ-・プログラムで、ヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番でした。

 ヴァイオリンの木嶋さん、最近テレビでお見かけすることが多く、ちょっと変わった人というイメ-ジが…でも演奏はエネルギ-にあふれ、テンポも自在で、オーケストラとのタイミングに時々ハラハラしながらも、それがテレビのイメ-ジと少しかぶっておもしろく、素晴らしい演奏でした!
 アンコ-ルの「ふるさと」。ご自身のアレンジとのことですが、素敵な曲で感動しました。これからのご活躍が楽しみです。テレビ出演もチェックしよう!

 交響曲第4番、オ-ケストラ全体がよく鳴って迫力満点でした。音の質量というか、エネルギ-を体感でき、それを引き出すコバケンさんのパワ-がすごいなあと思いました。
 10月の定期から会場が高崎芸術劇場に移りますので、音楽センタ-での群響定期はあと1回と残り少なくなり、寂しい気持ちもしますが、550回目を迎えた今回の定期は、演奏者、観客、ホールが一体となって作り上げた演奏会だったような気がします。
 
 開館してからほぼ60年経った音楽センタ-、どれだけの数の演奏会が開かれたのか見当もつきませんが、音楽がたくさん沁み込んだホールは、それ自体が生き物のように年を重ね味わいを増してきます。ホールの協力なくしては素晴らしい演奏は生まれないと思います。新しい芸術劇場に期待すると共に、音楽センタ-もまだまだ若者に負けずがんばってほしいです!