2019年6月6日木曜日

フジコ・ヘミングとビル・エヴァンス

 梅雨前ですが、夏のように暑い日が続いて少々バテ気味です…皆様、体調は大丈夫でしょうか?くれぐれもご自愛ください。




 1日は東京四ツ谷の紀尾井ホ-ルでフジコ・ヘミングさんのソロリサイタル。フジコさんのピアノは3回か4回目、紀尾井ホ-ルに出かけるのは初めてでした。
 大き過ぎず、シンプルな形で響きが柔らかいホ-ル。会場は満席で女性客がほとんど、2階の端の席でしたが、フジコさんの顔や出入りの様子がよく見える席でした。
 プログラムはお得意の曲で、後半のドビュッシ-、リストは素晴らしく、会場全体が集中して聴き入りました。相変わらずお茶目で可愛らしいフジコさん。少女がそのままおばあさんになったような独特の雰囲気が好きです。
 もう10年近く前になりますか、東京文化会館や前橋の県民会館でも聴きましたが、どうせ聴きに行くなら、あまり大きくない響きの良い会場で聴くべきだなあと思いました。
 フジコさんのピアノの音色からは、孤独な境遇の中で、ピアノに向き合ってきた時間の積み重ねと、時代の変化と共にどんどん失われていく情緒を感じられる気がします。貴重な存在ですね。長生きして演奏を続けていただきたいです。



 こちらもピアノ。シネマテ-クたかさきにて、ビル・エヴァンス生誕90周年記念公開、ブル-ス・スピ-ゲル監督の「ビル・エヴァンス タイムリメンバ-ド」を鑑賞しました。
 音楽と映像の貴重な記録や、関わったたくさんの人たちの証言の数々…残念ながら明日までですが、文句なく楽しめるドキュメンタリ-映画です。
  
 フジコさんとビル・エヴァンス。両方とも、美しいピアノの音が心に沁みました。