2018年4月25日水曜日

風岡優ヴァイオリン・リサイタルと群響定期

 20日、新潟市民芸術文化会館りゅ-とぴあのスタジオで、元群馬交響楽団コンサ-トマスタ-、風岡優さんのヴァイオリン・リサイタルが開催されました。

りゅ-とぴあ(新潟市民芸術文化会館)

 チェンバロの伴奏と解説は八百板正己さん。バッハのヴァイオリン独奏曲全15曲を4回シリ-ズで演奏するという企画の第1回目。
 風岡さんの長きにわたるヴァイオリン人生の総決算ということで、お2人には以前当社のロビ-で演奏していただいたご縁もあり、新潟まで聴きに出かけました。

お客さんは60人くらいいらっしゃったでしょうか。
東京や群馬からも。高崎~新潟は新幹線で1時間ちょっと、行きやすいです。

<プログラム>
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ-タ 第1番
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第2番

 風岡さんがバッハの音楽をとても大切にしていらっしゃることがよく伝わってきて、その思いに引き込まれるような感じでとても感動しました。素晴らしい演奏でした!
 八百板さんのチェンバロも素敵な音色で、落ち着いた安定感のある演奏でした。解説もわかりやすくおもしろかったです。


初めて訪れた新潟市、初めての会場で、帰りの新幹線に乗り遅れるとまずいと思い、最後まで聴かずに席を立ってしまい残念でしたが、新潟まで聴きに行って本当に良かったです!

 このシリ-ズは今後、7月、11月、来年2月と同じりゅ-とぴあのスタジオで開催される予定です。詳しくは八百板正己さんのHPをご覧ください。



 21日は群馬交響楽団の第537回定期演奏会でした。
オッコ・カムさんの指揮でフィンランディア。今まで聴いたフィンランディアの中で一番良かった!何十回と聴いてるお馴染みの曲のはずですが、何かとても大切な思いがじんわり伝わってくる演奏で、自然に涙が出ました。

 続いてレミ・ジュニエさんのピアノで、ショパンのピアノ協奏曲第2番。柔らかく美しく水が流れるような繊細なピアノは、まるで肩をマッサ-ジされているような気持ち良さ。指先まで温かくなり、体の力が抜けました。音楽の流れが良いと聴く方の気や血液の流れも良くなるんだなあ、と実感しました。今後のご活躍が楽しみです。またぜひ聴きたいと思います。

 メインはシベリウスの交響曲第1番。森の中に迷い込んでしまったような不思議な感覚…シベリウス独特の世界に誘われました。おもしろかったです!
 今日の上毛新聞にも載ってましたが、曲の途中で突然の大きな破裂音。驚きました!車椅子のタイヤが破裂したとのこと。一瞬動揺しましたが、危険な気配ではなかったので、すぐ会場も落ち着き、演奏は滞りなく進みました。指揮者もオケの方たちもびっくりしたことと思いますが…
 こういうこともあるんですね~今シ-ズン最初の演奏会が無事に終わり、本当に良かったです。