普段は研修で使われる広い講堂、金屏風の前にはにアントニン・レ-モンドがデザインしたピアノが2台置かれています。
小林山達磨寺の大講堂 |
お客様は300人近く |
群馬音楽センタ-を設計したチェコの建築家レ-モンドは、ピアノのデザインもしていました。レ-モンドがデザインしたアップライトとグランドの2台のピアノが、縁あってこの小林山に揃うこととなりました。
また、ピアニストの金子三勇士さんは高崎出身で、子供の頃、この小林山をご家族と度々訪れたそうです。
三勇士さんによるレ-モンドデザインのピアノお披露目リサイタルは、いろいろな縁が重なって実現した高崎ならではの演奏会となりました。
金屏風に映えるマホガニ-色のピアノ こじんまりして可愛らしい |
1962年ヤマハ製 |
脚の形が独特でおもしろい! |
可愛らしいペダル |
ショパン、ベ-ト-ヴェン、バルト-ク、リスト、お得意のレパ-トリ-が並びました。
ハンガリ-の血が流れる三勇士さんならではのヨ-ロッパの歴史と音楽の話、ピアノの構造の話なども交え(お話が上手!)、大変ためになる素晴らしいリサイタルでした。
プログラムが進むに連れ、三勇士さんの力強い演奏でピアノもどんどん鳴ってきて、音がしっかりしてきたように聴こえました。とても優しい音色も出ますし、なかなか表現力もあり、とても温かみの感じられるピアノです。
小林山でこの先どんな音色を聴かせてくれるのか楽しみです。
1963年ヤマハ製 アンコ-ルはアップライトで、バッハのプレリュ-ド |
達磨のどら焼きをいただきました。美味しかった! |